次の事業の主戦力として外国人を採用!!

株式会社エムエムインターナショナル

ホテル事業チーム担当課長 松山さん重森さん

ー御社のサービスと、松山氏・重森氏の業務について教えてください。

松山さん:総合建物管理を通じ、快適空間以上の「感動空間」を演出するエンターテイメント企業を目指し、清掃管理事業や施設管理事業を運営しております。これまでは基本的にグループ企業を取引先としてサービス展開をしていましたが、2年前あたりから、これまでの清掃管理事業や施設管理事業で培ったノウハウを活かし、ホテルを運営する法人様に対して、ホテルの客室管理事業を発足し、運営しています。こちらは新たに発足した新規事業のため、私はPDCAを出来る限り早く回しながら事業統括をしています。

重森さん:私は、ホテルの客室管理事業を運営するための採用活動をメインで行っています。依頼を受ける法人様から委託業務として受託しているため、弊社で採用が上手く回らないと事業として成り立ちません。そのため、採用計画を遂行できるように、媒体戦略やエージェント戦略を練りながら、日々ともに働いてくださる仲間集めに従事しています。

ー御社が初めて外国人を採用したのはいつか、としてその経緯を教えてください。

おおよそ3年前あたりからですね。その当時、競合にあたるような法人様と情報交換をさせて頂く機会があり、「当社では、外国人の従業員がとても活躍しているよ。」という情報をおしえて頂き、弊社でも外国人を採用出来ないかどうかを検討し始めました。当時、採用活動に苦しんでいて、社員に対しての負担が大きくなっている課題が顕著に表れてきました。採用の窓口を広げ、事業運営を安定させるためにも、外国人採用を成功させようと、取組を始めました。実際に数名の外国人を採用してみると、やはり最初は課題だらけでした。採用した方の定着率があまり良くなかったのです。その課題に対し、様々な施策を講じることで改善も見受けられました。

  • 日本で働くということの文化間の違いを描写したマンガの作成※ベトナム語と日本語で作成
  • 福利厚生として、本社での日本語教室を開講(講師は弊社社員が担当)
  • 日本語しか使えない観光地ツアー など

振り返ってみると、「外国人だから定着しない」ではなく、「外国人に働きやすい環境を提供できていない」という意識の問題があった様に感じます。外国人の彼らにとって働きやすい環境は何かを考え、取り組むことで、定着率を向上させることが出来ました。

ー外国人採用における流入経路や在留カードの管理はどのように取り組んでいますか?

外国人採用の最も大きな流入経路としては、「求人メディア」と「人材紹介」「リファラル(友人紹介)採用」ですね。人材紹介では複数社からご紹介を受けていますし、セントメディアさんでは成功報酬型の求人メディアで、有能な外国人の方を採用できています。

友人紹介採用に関しては、コストがかからないというのは非常にメリットですが、そのグループのうち、1名でも退職してしまうと、グループ全体で退職してしまう傾向にあるので、やはり外国人の方々が働きやすい環境を提供することは非常に重要さと感じています。

また、在留カードや外国人従業員の労務管理ですが、もともとは自社でシステムを開発して、できる限り自動化・効率化することを検討していましたが、最終的にセントメディアの「ビザマネ」を利用しています。

在留カードのオンライン回収、6か国語での各在留資格に対応した誓約書の回収法務省入国管理局在留カード等番号失効情報照会の自動化、採用可否の自動判定在留カード更新の自動アラート等 外国人労務管理に必要な要素がすべて含まれているためです。労務管理に関する人的工数の削減に成功しています。

ー今後外国人従業員に、期待することはございますか?

外国人の方々には、当事業の主力として、もっともっと拡大し、活躍して頂きたいと考えています。こちらから、外国人の方に働きやすい環境を提供すると、非常に意欲高く、業務に従事してくださると、実感しております。「働く」ということに関して、マインドセットがしっかりしており、頼もしい存在です。

すでに、全体からの割合で考えると、従業員の35%が外国人の方が占めていますし、今後は責任者・リーダーなどのマネジメント職にもどんどん登用していきたいと考えています。一度退職した外国人従業員の方が、出戻りで再度入社して頂いている例もありますし、より一層、彼らにとって働きやすい環境を提供し、ご活躍頂きたいです!