「交換ノート」で外国人スタッフとのコミュニケーションに成功?!
12年前から外国人採用を推進している株式会社紅とん様に取材しました!

株式会社紅とん
取締役兼執行役員 
企画本部長 朝見 義政氏

今回は全国に31店舗(FC含む)を展開する「紅とん」の朝見 義政さんに外国人採用の現状や取り組みについてお聞きしました。

―― 本日はよろしくお願いします。朝見さんは現在、どのようなお仕事を担当されていますか?
朝見さん:私は「何でも屋」という感じです。営業に関わる仕事もしますし、採用について言えば各事業部長にアドバイスをすることはあります。

―― 外国人採用はいつからされていますか?
朝見さん:紅とんを創業した2007年から採用しています。当時から外国人スタッフが3分の2を占めているような店舗もありました。

ここ5年くらいで人手不足が深刻になり、店舗拡大にあたってより多くの外国人の方と一緒に働くようになった感覚があります。

紅とんはFC(フランチャイズ)も含めて31店舗ありますが、各店舗の過半数が外国人スタッフです。

―― 外国人採用を始める時、社内から不安の声はありませんでしたか?
朝見さん:全くありませんでした。

12年前の創業当時から、外国人スタッフの方と一緒に働く文化が当たり前のようにあったからかもしれませんね。

毎年、その年の「焼き師ナンバーワン」を決める大会があるんですが、第一回大会の優勝者は中国籍の男性アルバイトの方でした。

国籍に関わらず、頑張っている人を讃えることは当然なので、第一回の優勝者が日本人ではないことも違和感はありませんでした。

ただ、アルバイトの方が優勝したので各店舗の店長は燃えてましたね(笑)
翌年は別の店舗の店長が優勝しました。

―― ユニークな大会ですね。外国人の方と店舗の間でコミュニケーションの工夫は何かされていますか?
朝見さん:具体的に過去に取り組んだ例をご紹介しますね。

新店舗をオープンする時に店長以外のスタッフは全員外国人、というケースがあり、やはりコミュニケーションには倍の時間がかかってしまい、店長も当初は苦労しました。

そこで店長が取り組んだのがスタッフとの「交換ノート」です。
各スタッフの仕事の良かった点や改善してほしい点、成長したと感じた点を全部ノートに書いて、スタッフに読んでもらうようにしました。

活字に起こしてあげることで、会話ではすぐに日本語が理解できていないスタッフでも調べながら言葉を理解することができ、コミュニケーションがうまくいくようになりました。

―― 素敵な取り組みですね…!現在も現場で取り組んでいるような例はありますか?
朝見さん:私たち日本人でも読むのが難しい「焼酎」などのお酒の場合は、瓶に各国の言語で読み方を書いたラベルを貼るようにしています。

あとは外国人スタッフがどうしても日本でわからないことや理解できないことが発生した時には、他店舗の外国人の方に業務携帯を使って説明してもらうこともあります。

―― そういった取り組みがあれば外国人の方も安心して就業できそうです。その他、教育面で取り組んでいることはありますか?
朝見さん:マニュアルだと読むのが大変なこともあると思うので、基本的な接客については動画で教育するような形をとっています。

―― 外国人は毎月何名採用されていますか?
朝見さん:だいたい20〜30名程度ですね。

―― どのような採用手法を使っていますか?
朝見さん:ほとんどが友人紹介です。ですから、正直採用の費用はほぼ発生していません。

―― 友人紹介だけで採用できているのは理想ですね。アルバイトの採用コンセプトがあれば教えてください。
朝見さん:一緒に働きたいと思えるかどうか。それだけです。

そこに外国人も日本人も関係ありません。でも、単純に平等に扱うという意味ではありません。

例えば、日本人に比べて外国人の方は各曜日でシフト希望を出す傾向にあります。なぜなら、留学生は週28時間以内しか就業できないので、できる限り28時間ぴったり働きたいと考えているからです。

そういった都合は考慮し、曜日の希望をできる限り聞いてシフトを組んであげるようにしたいな、と思います。

―― ありがとうございます。最後に今後のアルバイトの採用方針を教えてください。
朝見さん:これからも外国人の方を積極的に採用していこうと考えています。

国籍ごとのコミュニティーやネットワークを使って採用していけたらと思っています。

―― 本日はお時間いただきありがとうございました。引き続き外国人アルバイトの紹介が必要な際にはお力になれるよう、尽力いたします。